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【活動報告】令和6年度最後の意見交換会を開催しました

2025.03.06

会員向け情報

【活動報告】令和6年度最後の意見交換会を開催しました

本日は、令和6年度最後の意見交換会を開催しましたので、ご報告いたします。

まず本日の会議にて、組合活動の見える化を図り、横芝光町で宿泊サービスを提供する旅館業、簡易宿所はもちろん、新たな宿泊スタイルである民泊やキャンプ場の皆さまにも組合の仲間に入っていただきたく、活動報告をウェブサイト上に掲載していくこととなりました。

第4回意見交換会
日時:2025.3.6 13:30-15:00
場所:ハッピーペンション九十九里
人数:10名

【本日の主な議題】
1.横芝光町への要望について
2.UME CRAFTの今後について
3.防災・減災について
4.組合規約について

1.横芝光町への要望について

横芝光町は、スポーツ健康都市宣言をしており、町内には野球場3か所(うち公式戦対応2か所)、天然芝のサッカー場2か所、テニスコート16面、体育館2か所をはじめとした公共スポーツ施設が多く、組合宿のお客様でもスポーツを伴うご利用が多いところです。

横芝光町宿泊組合では、春休み・夏休みの長期休みにおいて、これらスポーツ施設・文化施設の優遇措置を町から頂いているところでございます。しかしながら、長期休みでは平日のみの条件であり、その他の日程は利用日の2カ月前からの予約受付となっております。

これらの条件は、匝瑳市や山武市などの周辺市町よりも優遇がされておらず、また住民においても2カ月以上先の利用不可日は電話で確認することとなっており、利便性向上に向けた改善を要望しました。

また、持続可能な観光振興に向けて、官民連携による一体的な取り組みを強く期待し、要望しました。
1.町としての観光ビジョン・方向性の策定
2.インバウンド対応が方向性に含まれるのであれば、多言語対応や二次交通の整備
3.海水浴に代わる、海・川を活用した新しい観光資源の開発

また、令和7年度より横芝光町では海水浴場を開設されないことが報告のみというのは大変残念であり、今後は町・住民・事業者が対話する機会を増やし、課題や目的を共有しながら、共に挑戦できる環境づくりへの要望を行いました。

これら事項は要望であり、すぐにご対応いただけるものではありませんが、毎年、組合員との意見交換会等の場で声を集め、要望として提出しているものです。

2.UME CRAFTの今後について

●事業の目的と背景
地域資源を活用した観光振興を目的とし、坂田のウメを活用した土産物開発と販売促進を進めてきました。令和4年度にはクラフトビール「UMECRAFT」が誕生し、好評を得たところです。令和5年度にはPRイベントやギフトBOXの開発を通じ、土産物としての認知度向上を図りました。

●令和6年度の活動報告と課題
UMECRAFTは、ふるさと納税への登録や「千葉市の食のブランド“千”」認定を受け、県内での認知が進んでいくことが予想されています。一方で、町内での販売促進の課題や、宿泊業への直接的な経済効果が生まれていない点が課題であるといえます。

そこで、令和6年度は以下の調査を委託し観光振興との関連性を分析しました。
・UMECRAFTが町観光振興に寄与するか
・宿泊客の回復/増加につながるか
・具体的な施策の可能性

●令和7年度の活動計画
次回意見交換会において、調査結果をもとに、観光振興・宿泊促進につながる企画を検討し、令和7年度事業として実施します。

3.防災・減災について

全組合員に対し、「洪水・土砂災害」「地震・津波」「火災」「AED」という4項目において、5点満点で最も不安なことをアンケートした結果、「地震・津波」対策が最も高かったことから、令和6年度は調査研究事業にて、以下の2つに取り組んだ。

●町環境防災課による 防災勉強会の開催(まちづくり出前講座を利用)
有事の際は、自助・共助・公助が大切であり、宿泊事業者は自助を考えていかねばならない。しかしながら、単独事業者では出来る事に限界があり、宿泊組合が中心となり、町宿泊者への防災・減災を考えていくことも視野に入れ、最終的には町との協定などの準備はしたほうが良いとご指導いただいた。

●福島県いわき市への視察研修旅行
視察研修では、東日本大震災の復興復旧に尽力されている福島県いわき市の古滝屋さんにお伺いし、里見様からたくさんのお話を頂きました。震災後の里見様の精力的なご活動を伺い、また宿屋としての行動(従業員・仕事・家族のこと)、震災後のお客様の変化、現状のお話しなど、たくさんの気づきを頂きました。

本日の意見交換会で、各宿のご意見を頂いた後、各宿が事業競争力強化計画を策定することが難しいのか?を判断するために、まずは既に策定されている組合宿の書類と現場を照らし合わせ、各宿が策定することへの勉強会を開催することが決定しました。

また、町からアイデアを頂いた宿泊組合の自主防災組織については、現状の組合員数や事務局体制、事業予算などで難しい面もあり、継続的に審議していくこととなりました。

4.組合規約について

民泊やグランピング、キャンプ場など新たな宿泊サービスの新規参入により、町内の宿泊サービス提供事業者の組合組織率は、九十九里浜の観光最盛期の約半分以下と推測できます。

一方で、町に訪れる多くの方がこの町のファンになってもらえるよう、私たち宿泊組合は地域の観光やまちづくりについて話し合い、行動をし、さらには利用するお客様からの安心の担保となりえる存在でありたいとも考えています。

そのために、令和7年度より横芝光町宿泊組合は、民泊やキャンプ場など町外から誘客し、宿泊サービスを提供する事業者が加入できるよう、規約を変更していこうと考えています。

具体的には、定員5人以下の民泊事業者にも入りやすいよう、年会費を階段式とし、施設管理者が町内在住でない場合の対応や、入会時にウェブサイト掲載のための入会金の改定を行います。

宿泊組合に加盟のお誘いなどは恐れ多い現状ではありますが、日々組合員との対話や交流、情報交換を深め、各宿が切磋琢磨すると同時に、魅力ある横芝光町の一助となるよう、そして同業者から加入したいと思ってもらえる組合活動を行って参ります。

なお、これら事項の一部(令和7年の活動計画に関する事項)は、令和7年度の総会にて審議されるもので、決定事項ではございません。予めご承知おきください。

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